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米、中国共産党員向けビザ規制強化 観光用などの期間大幅短縮

ロイター / 2020年12月4日 2時2分

トランプ米政権は、中国共産党の党員およびその家族による米国への渡航を制限する新たな規制を導入した。国務省が3日発表した。北京で昨年10月撮影(2020年 ロイター/JASON LEE)

[ワシントン 3日 ロイター] - トランプ米政権は、中国共産党の党員およびその家族による米国への渡航を制限する新たな規制を導入した。国務省が3日発表した。

新規制では、中国共産党の党員と家族向けの短期商用・観光(B1・B2)ビザの有効期間を最長で1カ月とする。これまでは最長10年の観光ビザを取得できた。

国務省は今回のビザ規制厳格化について、中国共産党の「有害な影響」から米国を守る措置の一環と説明。同党はプロパガンダ(宣伝活動)や経済的抑圧、その他の不正行為を通じて米国民に影響を与えようとしていると非難した。

トランプ政権の下、米中関係はかつてないほどに冷え込んでいる。トランプ大統領は政権交代の間際まで、中国への厳しい姿勢を続ける方針。

中国外務省の華春瑩報道官は、定例会見で「極端な反中勢力による中国への政治的抑圧がエスカレートしたものだ。こうした勢力は、イデオロギー的偏向と深く根差した冷戦思考で行動している」と述べた。

ロイターは先週、米政府が中芯国際集成電路製造(SMIC)と中国海洋石油(CNOOC)について、中国軍が所有または支配していると見なされる中国企業のリストに追加する見通しと伝えた。

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