トランプ氏、4日にフロリダの邸宅で演説 罪状認否では無罪主張へ

　米ニューヨーク州大陪審に起訴されたドナルド・トランプ前大統領（７６）は、４月４日に罪状認否を行った後、フロリダ州パームビーチにある自身の邸宅「マールアラーゴ」で午後８時１５分（日本時間５日午前９時１５分）に演説する。写真は１日、フロリダ州ウェストパームビーチのゴルフクラブを後にするトランプ氏（２０２３年　ロイター/Ricardo Arduengo）

[ワシントン ２日 ロイター] - 米ニューヨーク州大陪審に起訴されたドナルド・トランプ前大統領（７６）は、４日に罪状認否を行った後、フロリダ州パームビーチにある自身の邸宅「マールアラーゴ」で午後８時１５分（日本時間５日午前９時１５分）に演説する。トランプ氏の事務所が２日に発表した。

米大統領経験者として初めて刑事責任を問われるトランプ氏は、マンハッタンの裁判所で罪状認否、指紋採取、写真撮影を受ける予定だ。

トランプ氏の弁護士であるジョー・タコピナ氏はＣＮＮの番組で、「火曜日（４日）については、非常に大きな声で堂々と『無罪』と述べるという事実以外、全てまだ未定だ」と語った。セキュリティー上の懸念から、起訴された被告人が報道陣の前で歩く「パープウォーク」が行われる可能性は低いとした。

マンハッタン地区のアルビン・ブラッグ検事（民主党）が主導した捜査に伴うトランプ氏に対する具体的な罪状は公表されていないが、トランプ氏は不倫相手のポルノ女優、ストーミー・ダニエルズさんに口止め料を払ってもみ消しを図ったとされる。

タコピナ氏は、起訴状が公開された時点で内容を分析し、異議を申し立てると表明。「そしてもちろん、これに適合する法律がないため、棄却を申し立てる可能性が非常に高いと考えている」と述べた。

裁判所関係者によると、罪状認否は４日午後２時１５分（日本時間５日午前３時１５分）に予定されている。