スイス中銀、マイナス金利で通貨高抑制 年金基金への問題認識=理事

ロイター / 2019年4月4日 1時0分

[ローザンヌ(スイス) 3日 ロイター] - スイス国立銀行(SNB、中央銀行)のメクラー理事は3日、マイナス金利政策が年金基金に対する問題を引き起こしているのは認識しているとしながらも、スイスフラン需要を抑制する手段として中銀が利用している同政策に対するコミットメントを改めて示した。

メクラー理事は、スイス経済を全体として見る必要があるとし、年金基金を満足させるためだけに金利を大幅に引き上げれば、経済の他の部分に問題が出る恐れがあると指摘。マイナス金利政策の影響について「中銀はよく認識している」とし、「金融政策の恩恵と損失を見極める際、この点について検証する」と述べた。

スイス中銀は中銀預金金利をマイナス0.75%に設定。メクラー理事は「これによりスイスフラン建ての資産に対する需要を抑制できている」とし、スイス中銀の金融政策はスイスフランに対する投機的な動きの抑制に向けたマイナス金利政策と外国為替市場への介入に基づくとの認識を改めて示した。

世界経済の見通しを巡る懸念などが高まる中、スイスフランは安全通貨としての需要を集め、このところ2018年夏以来の高水準に達している。

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