午前の日経平均は続伸、ワクチン接種拡大で景気敏感株に見直し買い
ロイター / 2021年6月3日 12時21分
6月3日 午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比102円14銭高の2万9048円28銭となり、続伸。引き続き上値の重さが警戒されているものの、ワクチン接種の拡大で経済正常化が進むとの見方から、景気敏感株を中心に底堅い展開となった。写真は2020年10月、東京証券取引所で撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 3日 ロイター] - 3日午前の東京株式市場で、日経平均は前営業日比102円14銭高の2万9048円28銭となり、続伸。引き続き上値の重さが警戒されているものの、ワクチン接種の拡大で経済正常化が進むとの見方から、景気敏感株を中心に底堅い展開となった。
米国株式市場は、週内に発表される経済指標をにらみ、小幅高で終了。今週は3日に週間失業保険申請統計と5月のADP全米雇用報告、4日に5月の雇用統計の発表を控え、方向性がつかみにくくなっている。日本株も、米雇用統計を見送りの材料としてとらえるムードもあるようだ。
ただ、ワクチン接種のスピードアップによる経済正常化への期待がマーケット関係者の間でも高まっており、景気敏感株を中心に底堅い動きをする銘柄が徐々に増えている。野村証券・ストラテジストの澤田麻希氏は「ウィズコロナからアフターコロナへと物色の流れが変化している」と指摘していた。
一方、市場では「チャートをみると、2万9200円前後から戻りが厳しくなるという印象がある。この水準を突破できれば、上値の視界が広がることになりそうだ」(雨宮総研・代表の雨宮京子氏)との声が聞かれた。
TOPIXは0.81%高で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆3887億0900万円だった。東証33業種では、ゴム製品、輸送用機器、食料品などが値上がりし、海運業、非鉄金属など下げたのは5業種にとどまっている。
個別では、トヨタ自動車が商いを伴って上昇し連日の上場来高値更新となったほか、レーザーテック、ソフトバンクグループなども堅調に推移。半面、ファーストリテイリングが大幅安となり、前引け段階で日経平均を147円押し下げる要因となった。
東証1部の騰落数は、値上がりが1473銘柄、値下がりが603銘柄、変わらずが115銘柄だった。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1ウイスキー蒸溜所「1万円ツアー」が盛況 サントリーが強気の値付けでも、満席が続く理由
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年9月10日 8時15分
-
2「日本一デカい」交差点“立体化”もう完成秒読み? ついに姿を現す「立体8車線」 ものすごい交通量が“詰まる”ボトルネック解消なるか
乗りものニュース / 2024年9月10日 8時12分
-
3パナ、五輪スポンサー終了 12月末、IOCと契約更新せず
共同通信 / 2024年9月10日 11時52分
-
4米メタ社が「日本をなめている」のは、単に日本にEUなみの強力な法律がないからだ
文春オンライン / 2024年9月10日 6時0分
-
5《令和の米騒動リポート》足りないのは安い米?米は本当に不足しているのか 米農家は「価格の知覚がおかしな消費者が増えた」と悲痛
NEWSポストセブン / 2024年9月10日 11時15分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください