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バイデン氏が9州で勝利へ、加州でリードのサンダース氏と2強対決に

ロイター / 2020年3月5日 3時9分

米大統領選の民主党候補指名争いは3日、14州の予備選などが集中する「スーパーチューズデー」の投票が行われ、各種メディアなどの報道によると、バイデン前副大統領が少なくとも9州で勝利する見通しとなった。写真はバーモント州の選挙集会であいさつするサンダース氏(2020年 ロイター/Caitlin Ochs)

[ワシントン/ロサンゼルス 4日 ロイター] - 米大統領選の民主党候補指名争いは3日、14州の予備選などが集中する「スーパーチューズデー」の投票が行われ、バイデン前副大統領がテキサス州やマサチューセッツ州など9州で勝利を収めた。最大票田のカリフォルニア州を制したとみられるサンダース上院議員との2強対決の構図が固まった。

黒人有権者層と穏健派、高齢者の圧倒的支持を得たバイデン氏は、カリフォルニアに次ぐ大票田のテキサス州を制する見込み。また、アラバマ、アーカンソー、マサチューセッツ、ミネソタ、ノースカロライナ、オクラホマ、テネシー、バージニアの各州で勝利した。

この日最も予想外の結果となったのはテキサス州。サンダース氏は同州に多額の選挙資金を注ぎ込み、中南米系の有権者の支持を得て勝利するシナリオを描いていたが、バイデン氏に敗れる見通しとなっている。

エジソン・リサーチによると、サンダース氏は、地元のバーモント州のほか、コロラド州、ユタ州で勝利した。FOXニュースとAPは、サンダース氏がカリフォルニア州で勝利したもようと伝えた。ただ、いずれのメディアもまだ勝者を確定していない。メーン州は接戦となっている。

この日の獲得分も含め、代議員獲得数はバイデン候補が433人、サンダース候補が388人。

今年7月の民主党全国党大会で党候補に指名されるには、1991人の代議員を獲得する必要がある。

一方、スーパーチューズデーから民主党候補指名争いに本格参戦したブルームバーグ氏は、これまでのところ勝利する見通しになっているのは米領サモアのみにとどまっており、支持は伸びていないもようだ。ただ、一定の得票がありテネシー、テキサス、コロラド、ユタ、カリフォルニア、アーカンソー州では代議員を獲得する見通し。

ブルームバーグ氏の陣営は、4日に選挙戦略を見直すとしている。ただ、撤退を意味するわけではないとも強調した。

スーパーチューズデーでは、ウォーレン上院議員に勢いはなかった。得票率は大半の州でサンダース氏、バイデン氏を大幅に下回り、地元のマサチューセッツ州でも劣勢となった。

米大統領選の民主党候補指名争いは今後加速し、3月末までに代議員数の約3分の2が割り当てられている11州で投票が行われる。次回の予備選・党員集会は3月10日で、アイダホ州、ミシガン州、ミシシッピ州、ミズーリ州、ノースダコタ州、ワシントン州で行われる。

*内容を追加しました。

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