NY市場サマリー(4日)ユーロ/ドル上昇、S&P5日ぶり反落
ロイター / 2020年6月5日 6時33分
[4日 ロイター] -
<為替> 欧州中央銀行(ECB)が新型コロナウイルス対策の緊急債券購入策の拡充を決めたことを受け、ユーロが対ドルで約3カ月ぶりの高値を更新した。
ECBはこの日の理事会で政策金利を据え置く一方、パンデミック緊急購入プログラム(PEPP)の買い入れ規模を6000億ユーロ増額したほか、買い入れ期間を当初計画より6カ月伸ばし2021年6月末までとした。
ユーロは対ドル
主要6通貨に対するドル指数<=USD>は0.67%低下の97.675。
ドルは対円
豪ドル
英ポンド
香港ドルは対米ドルで7.75香港ドルに上昇し、5月21日以来初めて許容変動幅の上限に達した。
<債券> 長期債利回りが上昇。ECBが新型コロナウイルス対策である緊急債券購入策の拡充を決めたほか、米国の新規失業保険申請件数が予想ほど増加しなかったことで、市場心理が好転した。
終盤の取引で10年債
2年債
この日は米株と米国債利回りが上昇し、米株はその後失速したが、米国債利回りは上昇を維持。専門家は、米国債利回りが上昇を維持したことで、資金が国債から他にシフト始めていることが示されたと指摘。
ただ市場では、国債利回りが新型ウイルス感染拡大前の水準に戻るには、一段のプラス材料が必要になるとの見方が出ている。
<株式> S&P総合500種指数<.SPX>が5日ぶりに反落。ナスダック総合指数<.IXIC>も値下がりした。雇用統計の発表を5日に控え、利食い売りが出た。ダウ平均株価<.DJI>は11ドル高で引けた。
5月米雇用統計では失業率が19.7%に悪化すると予想されている。
S&P500の主要11セクターは、金融<.SPSY>、工業<.SPLRCI>、素材<.SPLRCM>以外がマイナス圏で引けた。
個別銘柄ではアメリカン航空グループ
電子商取引大手イーベイ
ネット証券最大手チャールズ・シュワブ
一方、食品JMスマッカー
<金先物> 上値の重い米株式相場を眺め、反発。中心限月8月物の清算値は前日比22.60ドル(1.33%)高の1オンス=1727.40ドル。
<米原油先物> 市場が主要産油国による協議日程の行方を見守る中、終盤に買いが入り、小幅続伸。 米国産標準油種WTIの中心限月7月物の清算値は前日比0.12ドル(0.3%)高の1バレル=37.41ドルとなった。8月物は0.13ドル高の37.72ドルだった。
石油輸出国機構(OPEC)加盟・非加盟国でつくる「OPECプラス」が、この日開催するとみられていた会合を見送り、先物相場はオーバーナイトから下落。会合では、 6月末が期限となる日量970万バレルの減産の延長が協議される見通しだが、減産合意 を無視する一部の産油国への対応を巡り、調整が難航していると報じられた。
相場は会合見送りや協議難航を嫌気し、マイナス圏で小動きで推移。米エネルギー情報局(EIA)が前日発表した週報で、ガソリンとディスティレートの在庫が予想を上回る増加幅となったことも、相場を下押したが、終盤には買いが入った。
ドル/円 NY終値 109.13/109.14
始値 108.91
高値 109.19
安値 108.63
ユーロ/ドル NY終値 1.1336/1.1340
始値 1.1204
高値 1.1361
安値 1.1196
米東部時間
30年債(指標銘柄) 17時05分 90*29.00 1.6353%
前営業日終値 92*26.00 1.5510%
10年債(指標銘柄) 17時05分 98*03.00 0.8251%
前営業日終値 98*22.50 0.7610%
5年債(指標銘柄) 17時05分 99*07.00 0.4084%
前営業日終値 99*12.00 0.3770%
2年債(指標銘柄) 17時05分 99*27.38 0.1979%
前営業日終値 99*27.25 0.2000%
終値 前日比 %
ダウ工業株30種 26281.82 +11.93 +0.05 <.DJI>
前営業日終値 26269.89
ナスダック総合 9615.81 -67.10 -0.69 <.IXIC>
前営業日終値 9682.91
S&P総合500種 3112.35 -10.52 -0.34 <.SPX>
前営業日終値 3122.87
COMEX金 8月限 1727.4 +22.6
前営業日終値 1704.8
COMEX銀 7月限 1806.1 +10.3
前営業日終値 1795.8
北海ブレント 8月限 39.99 +0.20
前営業日終値 39.79
米WTI先物 7月限 37.41 +0.12
前営業日終値 37.29
CRB商品指数 135.7464 +0.7370 <.TRCCRB>
前営業日終値 135.0094
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1日テレ「読売テレビなど基幹4局」を統合する思惑 準キー局を含む再編は、救済策か攻めの一手か
東洋経済オンライン / 2024年12月3日 8時0分
-
2生成AI導入の成功に不可欠な「3つの地味な仕事」 失敗する企業の担当者が忘れがちな「人の機微」
東洋経済オンライン / 2024年12月3日 12時0分
-
3USスチール買収計画めぐり日本製鉄がコメント トランプ次期大統領「完全に反対」受け
日テレNEWS NNN / 2024年12月3日 14時56分
-
4東海道・山陽新幹線「のぞみ」指定席を拡大へ!自由席は減少 JR東海とJR西日本が発表
乗りものニュース / 2024年12月3日 14時22分
-
5無料求人情報誌「タウンワーク」、3月末に休刊へ…ウェブサイトやアプリに情報を集約
読売新聞 / 2024年12月3日 13時37分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください