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4日の日経平均は反落、急上昇後で利益確定売り優勢

ロイター / 2021年2月4日 15時48分

東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに反落した。写真は、取引時間中の東証内部の様子。2020年10月2日に撮影。(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 4日 ロイター] -

日経平均

終値      28341.95 -304.55

寄り付き    28557.46

安値/高値   28,325.89─28,600.22

TOPIX

終値       1865.12 -5.97

寄り付き     1870.12

安値/高値    1,861.64─1,877.34

東証出来高(万株) 134443

東証売買代金(億円) 28045.8

東京株式市場で日経平均株価は4営業日ぶりに反落した。日経平均は前週末の急落後、今週に入り3日間で1000円近く上昇しており、警戒感から利益確定売りが優勢となった。1日を通して軟調に推移し、下げ幅は一時300円を超えた。相場全体への影響は限定的だったが、好決算を発表した銘柄では活発な物色もみられた。

TOPIXは0.32%安で取引を終了。東証1部の売買代金は2兆8045億円。東証33業種中、証券業、海運業、ゴム製品、鉱業など16業種は値上がり。半面、サービス業、化学工業、機械、食料品など17業種は値下がりした。

市場からは「昨日あたりから、内外の機関投資家を中心にバリュー株を物色する動きがみられる。一方、これまで堅調に推移していた半導体関連株などはさえない動きとなり、物色対象が変化しているようだ」(岡三オンライン証券のチーフストラテジスト、伊藤嘉洋氏)との声が聞かれた。

目先としては「日経平均は2万8000―2万8500円、あるいは2万8500―2万8900円のいずれかで値固めの動きとなるのではないか。今はレンジを模索している段階で、2万9000円にトライするには強材料が必要になるだろう」(伊藤氏)との見方も出ていた。

個別では、ソニーが9.5%高、2000年9月以来の高値水準となった。3日に、21年3月期の連結純利益(米国基準)予想を前年比86.4%増の1兆0850億円に上方修正し、創業来初の連結純利益1兆円を超える見通しとなったことが好感された。

その他、野村ホールディングス、ハウス食品グループ本社など、前日に好決算を発表した銘柄も堅調な値動きとなった。

東証1部の騰落数は、値上がりが1116銘柄に対し、値下がりが984銘柄、変わらずが91銘柄だった。

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