SWIFT、中国人民銀行のデジタル通貨研究所と合弁事業設立
ロイター / 2021年2月4日 16時26分
ベルギーに本部を置く国際銀行間通信協会(SWIFT)は、中国人民銀行(中央銀行)のデジタル通貨研究所と清算機関と共同で合弁事業を設立した。写真は、北京にある人民銀本店の前景。2020年4月4日に撮影。(2021年 ロイター/Carlos Garcia Rawlins )
[上海 4日 ロイター] - ベルギーに本部を置く国際銀行間通信協会(SWIFT)は、中国人民銀行(中央銀行)のデジタル通貨研究所と清算機関と共同で合弁事業を設立した。
中国はデジタル人民元の国際的な利用を目指しているとみられる。
開示情報によると、合弁事業には、人民銀行の監督下にある国際銀行間決済システム(CIPS)、中国支付清算協会も出資する。
企業信用情報公示システム(全国企業信用信息公示系統)のウェブサイトによると、合弁事業の名称は「ファイナンス・ゲートウェイ・インフォメーション・サービス」。1月16日に北京に設立された。
事業内容は、情報システムの統合、データ処理、技術コンサルティング。
中国は中央銀行デジタル通貨(CBDC)の開発で世界のトップを走っており、深セン、成都、杭州などの主要都市で実証実験を行っている。
HSBCは最近のリポートで、デジタル人民元について、資金の流れの監視強化、国際決済の効率化、人民元の国際化につながると指摘した。
CIPSはSWIFTと提携しているが、米中関係の緊張が高まる中、SWIFTの競合相手にもなっている。
中銀国際は昨年7月のリポートで、SWIFTからCIPSに移行すれば、中国の国際決済に関するデータを米国に握られることが少なくなると指摘した。
この記事に関連するニュース
-
中国・ロシアの「ドル離れ」は止められるのか…トランプ新大統領がチラつかせる「関税100%」の危うさ
プレジデントオンライン / 2024年12月4日 6時15分
-
トランプ氏、ドルの地位低下に焦り=新興国に「中ロか米か」迫る
時事通信 / 2024年12月2日 14時38分
-
中国輸出企業、ドル保有拡大などでリスク軽減=トランプ氏返り咲きで貿易摩擦を警戒
Record China / 2024年11月30日 18時0分
-
アングル:中国輸出企業、ドル保有拡大などでリスク軽減 貿易摩擦を警戒
ロイター / 2024年11月22日 17時32分
-
中国新規銀行融資、10月5000億元に減少 景気対策でも需要伸びず
ロイター / 2024年11月11日 21時24分
ランキング
-
1結論時期で食い違い=ガソリン減税、自公と国民の協議難航
時事通信 / 2024年12月6日 20時39分
-
2小さくしただけで爆売れの「掃除グッズ」…スポンジもクロスも“毎日取替え”が人気のワケは?【THE TIME,】
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年12月7日 8時0分
-
330秒で仕事のやる気が湧く「瞬間ブースト」の秘密 1度切れた集中力は小さなきっかけで復活する
東洋経済オンライン / 2024年12月6日 14時0分
-
4米雇用、22万7000人増に急回復=予想上回る、失業率4.2%―11月
時事通信 / 2024年12月6日 23時39分
-
5全国の酪農家が初の1万戸割れ…生産コスト「高騰」に価格追い付かず、多くが「離農」検討
読売新聞 / 2024年12月6日 20時20分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください