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米、共和党の協力なければ「デフォルト回避保証できず」 バイデン氏警告

ロイター / 2021年10月5日 7時22分

バイデン米大統領は4日、共和党が民主党と協力して連邦債務上限引き上げに賛成票を投じない限り、米国が債務不履行(デフォルト)に陥らないと保障することはできないと述べた。2020年3月撮影(2021年 ロイター/Tom Brenner)

[ワシントン 4日 ロイター] - バイデン米大統領は4日、共和党が民主党と協力して連邦債務上限引き上げに賛成票を投じない限り、米国が債務不履行(デフォルト)に陥らないと保証することはできないと述べた。

上院共和党は、現行28兆4000億ドルの連邦政府債務上限を2022年末まで適用停止とする法案の採決をこれまでに2回阻止。共和党側は、民主党が財政調整措置(リコンシリエーション)と呼ばれる手続きを使って単独で対応できると主張するが、民主党指導部はそうした手法を拒否している。政府の資金繰りが今月18日前後に限界に達するとみられる中、政府機関閉鎖やデフォルトの回避に向けて残された時間は限られている。

バイデン大統領はホワイトハウスで行った記者会見で、共和党は議会で米経済を相手に「ロシアン・ルーレット」を行なっていると非難。米国がデフォルトに陥らないと保証できるかとの質問に対し「保証できない。(上院共和党トップの)マコネル院内総務次第だ」と述べた。

その上で、共和党のトランプ前政権下では民主党の協力で債務上限が3回引き上げられたと指摘。「債務上限引き上げは通常は超党派の合意で行われており、そうあるべきだ」と語った。

また、債務上限引き上げは、新たな債務ではなく既存の債務を返済するための措置だと指摘した。

バイデン氏は、マコネル氏とこの問題について協議を行う考えを示した。

下院は債務上限の適用を22年末まで停止する法案を9月下旬に可決し、上院に送付した。

民主党のシューマー上院院内総務は4日、上限適用停止に関する3回目の採決を今週中に行う方針を示した。

一方、マコネル氏は4日の上院での答弁で、民主党は債務上限問題に対処し、回避可能な危機を阻止すべきだと強調。バイデン氏への公開書簡でも、民主党は共和党の協力なしで債務上限引き上げ法案を可決できるとの主張を繰り返した。

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