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日経平均は続落、FOMCで米引き締め長期化を懸念 値がさ株安が重し

ロイター / 2022年11月4日 15時40分

 11月4日 東京株式市場で日経平均は、前営業日比463円65銭安の2万7199円74銭と、続落した。2020年10月、東京証券取引所で撮影(2022年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 4日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は、前営業日比463円65銭安の2万7199円74銭と、続落した。米連邦公開市場委員会(FOMC)後に米株安となった流れを引き継ぎ、日本株は売りが先行した。米利上げの長期化が懸念される中、値がさ株やハイテク株が売られ、相場を押し下げた。

日本株は安く始まった後も、徐々に下げ幅を拡大し、前営業日比で一時約630円安の2万7032円02銭まで下落した。値がさのソフトバンクグループやエムスリーなどのほか、東京エレクトロンなど半導体関連株も下落し、相場を押し下げた。

市場では、FOMCの結果を受けて「ターミナルレート(利上げの最終到達点)の引き上がりが意識され、景気減速への警戒感が強まった」(国内証券のストラテジスト)との受け止めが出ていた。

一方、前日が休場だった日本株は、前日までの2営業日の米株安に比べれば下げが限られたとの見方もある。円安が引き続き支えになるほか、経済再開(リオープン)の本格化への期待から「欧米との比較で、相対的に選ばれやすい」(別の国内証券のアナリスト)との見方も根強く聞かれた。

10月米雇用統計の発表を日本時間の今夜に控える中、午後は安値圏で模様眺めとなったが、大引けにかけてやや下げ幅を縮小した。

米国の金融政策の先行きを巡り、市場では楽観と悲観の周期的な変化が続いている。米雇用統計については「FOMCを経て、強気から弱気の周期に転じたばかりでもあり、雇用統計が弱い結果だったとしても、よほどのサプライズでなければ見直し買いが強まるとは想定しにくい」(りそなアセットマネジメントの戸田浩司ファンドマネージャー)との見方も聞かれた。

TOPIXは1.29%安の1915.40ポイント、東証プライム市場指数は前営業日比1.29%安の985.65ポイントで取引を終了した。プライム市場の売買代金は3兆7036億0700万円だった。東証33業種では、値上がりは空運業や非鉄金属、卸売業など5業種で、値下がりはガラス・土石製品や水産・農林業、精密機器など28業種だった。

個別では、日本郵船が大幅安。トヨタ自動車やリクルートHLDGは軟調だった。一方、業績予想の上方修正を発表した三菱自動車工業は18%高と堅調で、東証プライム市場の値上がり率の上位に入った。住友商事は大幅高だった。

東証プライム市場の騰落数は、値上がりが351銘柄(19%)、値下がりは1437銘柄(78%)、変わらずは49銘柄(2%)だった。

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