1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

ウクライナ軍、「困難な1週間」乗り越え前進 激戦続く

ロイター / 2023年7月4日 10時17分

 7月3日、ウクライナのマリャル国防次官は、東・南部戦線について、激しい戦闘の中、ウクライナ軍が少しずつ前進しており、過去1週間で37.4平方キロメートルの領土を奪還したと述べた。写真はウクライナのキーウ地方で6月に撮影(2023年 ロイター/Valentyn Ogirenko)

[キーウ 3日 ロイター] - ウクライナのマリャル国防次官は3日、東・南部戦線について、激しい戦闘の中、ウクライナ軍が少しずつ前進しており、過去1週間で37.4平方キロメートルの領土を奪還したと述べた。

同国軍は東部ドネツク州の要衝バフムト方面に前進。ロシア軍はドネツク州のリマン、アブデーフカ、マリンカ方面を攻撃しているという。

同次官はメッセージアプリ「テレグラム」で「激しい戦闘が続いている」と指摘。東部戦線では過去1週間で9平方キロ、南部戦線では28.4平方キロの領土を奪還した。南部戦線でこれまでに奪還した領土は158.4平方キロに達したという。

マリャル次官はその後、バフムト付近での戦闘が激化し「主導権を握るための戦闘が行われている」と指摘。「きょう、ロシア軍はこの方面で前進を試みたが、ウクライナ軍は一定の成功を収めた。状況は刻々と変化しており、1日のうちに複数回、領土の支配を失ったり取り戻したりすることもある」と述べた。

その上で、ロシア軍は一部の前線で3カ所に防衛線を設置していると指摘。ウクライナ軍はバフムトの南にある集落の近くまで前進したとし、北側では戦闘が続き、市街地では激しい銃撃戦があったと明らかにした。

ウクライナ陸軍のオレクサンドル・シルスキー司令官は、バフムト周辺でウクライナ軍部隊が前進したとし、ロシア軍を「効果的に殲滅」したと報告した。

ゼレンスキー大統領は「前線での状況は先週は困難だったが、われわれは前進している」と対話アプリ「テレグラム」に投稿。「われわれは一歩一歩前進している。ウクライナを守る全ての人、この戦争をウクライナの勝利へと導く全ての人に感謝する」とした。

ロシアのショイグ国防相はこの日に開かれた国防省の会議で、民間軍事会社ワグネルによる武装蜂起で、ロシアがウクライナで進める「特別軍事作戦」は影響を受けていないと表明。「挑発行為は(作戦に参加している)軍部隊の行動に影響を及ぼしていない」と述べた。

ロシア側は週末、バフムトを取り囲む集落やそれより南部の地域でウクライナの攻撃を撃退し、北東部でウクライナ軍を抑え込むのに成功したと報告していた。

ロイターは、どちらの報告も確認できていない。

*動画を付けて再送します。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事を最後まで読む

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事を最後まで読む

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事を最後まで読む

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください