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英国内のワクチン接種優先すべき、他国への提供より=保健相

ロイター / 2021年6月5日 6時17分

6月4日、英国のハンコック保健相は、新型コロナウイルスワクチンについて他国に提供するよりも英国内の子どもたちへのワクチン接種を優先すべきとの認識を示した。写真は同日、オックスフォードで開かれたG7保健相会合に参加するハンコック氏(2021年 ロイター/Steve Parsons)

[オックスフォード(イングランド) 4日 ロイター] - 英国のハンコック保健相は4日、新型コロナウイルスワクチンについて他国に提供するよりも英国内の子どもたちへのワクチン接種を優先すべきとの認識を示した。

英当局は4日、米ファイザー・独ビオンテック製ワクチンの12─15歳への接種を承認した。

ハンコック保健相は、世界の脆弱な人々よりも英国の10歳代へのワクチン接種を優先させるかとの質問に対し、「英保健相としての第一の義務は英国を守り安全を確保することだ」と指摘。「並行して、海外の保健担当相と協力し、世界中の人々がワクチンを入手できるようにしていく」とした。

その上で「英国内でワクチンが余り必要がなくなれば、他国にも提供するが、現時点で余りはない」とした。

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