米軍、タリバンに空爆 和平合意の先行き不透明に
ロイター / 2020年3月5日 11時56分
3月4日、アフガニスタン駐留米軍は、南部ヘルマンド州で反政府武装勢力タリバンへの空爆を行った。米国とタリバンは先月29日に和平合意に署名したばかり。米国の空爆は合意後初となる。写真はアフガニスタン軍の兵士ら。同国クンドゥズ州で撮影、提供写真(2020年 ロイター)
[カブール 4日 ロイター] - アフガニスタン駐留米軍は4日、南部ヘルマンド州で反政府武装勢力タリバンへの空爆を行った。米国とタリバンは先月29日に和平合意に署名したばかり。米国の空爆は合意後初となる。合意履行の先行きを巡り不透明感が高まっている。
和平合意を巡っては、タリバン捕虜解放に関する部分について、アフガンのガニ大統領とタリバンが対立。タリバンがアフガン政府側への攻勢を強めたため、空爆を行ったと米国は説明している。
米軍当局者はツイッター上で、タリバン側はアフガン治安部隊の検問所を積極的に攻撃しており、攻撃を中断させるための措置だと説明。米国は和平合意履行に引き続き取り組んでいるが、必要ならアフガンの部隊を守ると述べた。
ガニ大統領は、和平合意に盛り込まれたタリバンの捕虜最大5000人を解放するという部分について、タリバンとの協議で議題にすることを求めている。一方タリバンは、捕虜が解放されてから初めて和平協議に臨むと主張している。
協議が先延ばしになれば、和平合意が崩壊する恐れがあるとの懸念が出ている。
一方、米軍制服組トップのミリー統合参謀本部議長は4日、米議会公聴会で「攻撃は続いているが小規模なもので、全て撃退されている」と述べ、和平の前進を強調した。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1農業相を解任=李前国防相も代表罷免―中国
時事通信 / 2024年9月13日 21時6分
-
2アングル:スウィフトさんのハリス氏支持、大統領選に影響を与えるか
ロイター / 2024年9月13日 19時2分
-
3ロシア軍に動員されたインド人45人が除隊 だまされてウクライナ前線に派遣 いまだ50人が残留
TBS NEWS DIG Powered by JNN / 2024年9月13日 23時32分
-
4ロシア、越境攻撃への反撃本格化 ゼレンスキー氏は「想定の範囲」
共同通信 / 2024年9月13日 22時17分
-
5最南部のハマス全大隊「壊滅」=イスラエル軍、ガザ作戦で節目
時事通信 / 2024年9月13日 22時18分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください