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米国株、さらに11%下落する可能性 新型肺炎の影響で=MSCI

ロイター / 2020年3月6日 0時26分

世界的な指数算出会社であるモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)は5日、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、米国株は短期的にさらに11%下落する可能性があると発表した。ニューヨーク証券取引所で撮影(2020年 ロイター/ANDREW KELLY)

[ロンドン 5日 ロイター] - 世界的な指数算出会社であるモルガン・スタンレー・キャピタル・インターナショナル(MSCI)は5日、新型コロナウイルスの感染拡大による影響で、米国株は短期的にさらに11%下落する可能性があると発表した。

MSCIのリスク管理ソリューション調査部門エクゼクティブディレクター、トーマス・ベルブラーケン氏は、経済成長率が短期的に2%ポイント低下し、リスクプレミアムが2%ポイント上昇すると仮定すると、短期的に一段安の余地があると指摘。「米国株は2月19日から3月3日までにすでに11%下落しているが、さらに11%下げる可能性がある」とした。

ベルブラーケン氏は世界経済が短期的に痛手を被るだけなら、市場が回復する可能性はあるが、パンデミック(世界的流行)となれば、長期的な成長軌道の打撃となり、企業収益も悪化しかねず、その影響は一段と長期に及ぶだろうと語った。

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