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今年の航空業界の収入、最大1130億ドル減も 新型肺炎で=IATA

ロイター / 2020年3月6日 0時32分

国際航空運送協会(IATA)は5日、新型コロナウイルス感染拡大の状況次第で、今年の航空業界の収入が最大1130億ドル押し下げられる可能性があるとの見通しを示した。フランクフルト空港で2日撮影(2020年 ロイター/KAI PFAFFENBACH)

[ロンドン/シンガポール 5日 ロイター] - 国際航空運送協会(IATA)は5日、新型コロナウイルス感染拡大の状況次第で、今年の航空業界の収入が最大1130億ドル押し下げられる可能性があるとの見通しを示した。

2月下旬の段階では、影響は290億ドル程度と想定していた。

新たな見通しに基づくと、今年の航空業界の収入は昨年12月時点の予想を11─19%下回る計算になる。

航空業界の苦闘を反映し、英地域航空会社フライビーはこの日、経営破綻し、全便の運航を即時停止した。同社はすでに経営危機にあったが、新型ウイルス感染拡大による旅行需要の急減が追い打ちをかけた。世界的な新型ウイルス流行が始まってから航空会社の破綻は初めて。

欧州格安航空会社(LCC)のノルウェー・エアシャトル は、今年の利益見通しを撤回。米サウスウエスト航空 は第1・四半期の営業収入が2億─3億ドル押し下げられると予想した。

また、トルコのターキッシュ・エアラインズ は、シンガポール到着便から新型ウイルス陽性の乗客が見つかったことを受け、命令に従い、乗客を乗せずに同機をイスタンブールに帰還させた。

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