原油先物は横ばい、OPECプラスの決定待ち
ロイター / 2021年1月5日 12時8分
[シンガポール 5日 ロイター] - アジア時間5日の原油先物相場は横ばい。新型コロナウイルスが流行する中、燃料需要に対する懸念が根強い。
石油輸出国機構(OPEC)加盟国とロシアなどの非加盟国で構成する「OPECプラス」は4日、2月の協調減産体制について協議したものの、サウジアラビアとロシアの見解の相違が埋まらず、結論は翌日に持ち越された。
0206GMT(日本時間午前11時06分)現在、北海ブレント先物は0.08ドル(0.2%)高の1バレル=51.17ドル。WTI(ウエスト・テキサス・インターミディエート)先物は0.12ドル(0.3%)高の47.74ドル。
前日は、OPECプラスで2月の協調減産体制を巡る合意が成立せず、北海ブレント、WTIとも1%以上値下がりした。
同日の協議では、ロシアが需要回復を理由に産油量の増加を主張したのに対し、サウジは新型コロナウイルス感染拡大を受け新たなロックダウン(都市封鎖)が実施されていることを理由に反対。結論は翌日に持ち越された。
リスタッド・エナジーの石油市場アナリスト、ルイーズ・ディクソン氏は「もちろん、OPECプラスが直近の価格下落の原因となっているが、新型コロナ変異種が経済活動と旅行に及ぼす影響が不透明なことのほうが重しになっているのではないか。双方とも冬休み明けに遅れて小幅な価格調整を引き起こす原因となる」と述べた。
一方、中東情勢の緊迫化は原油相場を下支えする要因となっている。
イラン革命防衛隊は4日、ペルシャ湾で韓国船籍のタンカーを拿捕した。韓国の銀行は、米国の対イラン制裁を受けてイランの資金を凍結しており、両国の関係が悪化している。
この記事に関連するニュース
-
原油先物続伸、ロシア減産で供給逼迫の見方
ロイター / 2024年3月26日 11時52分
-
原油先物下落、中国の需要減退懸念で
ロイター / 2024年3月11日 12時4分
-
原油先物は下落、中国需要懸念で 主要産油国の自主減産が下支え
ロイター / 2024年3月6日 11時51分
-
原油先物2%高、週間でも上昇 OPECプラスの決定控え
ロイター / 2024年3月2日 5時27分
-
原油先物は下落、米利下げ開始後ずれの観測で
ロイター / 2024年2月28日 12時8分
ランキング
-
1銃乱射テロでプーチンはいかに弱体化を露呈したか
ニューズウィーク日本版 / 2024年3月28日 18時22分
-
2ICC、世界4か所に「地域事務所」検討…アジア候補地は日本有力
読売新聞 / 2024年3月28日 6時54分
-
3ロシア、ハリコフ攻撃で新型爆弾使用か 少なくとも1人死亡
ロイター / 2024年3月28日 8時5分
-
4「ネットいじめ」、子どもの6人に1人が経験…WHO「緊急対策が必要」
読売新聞 / 2024年3月28日 13時39分
-
5台湾で小林製薬の「紅麹原料」サプリ服用女性、腎不全を発症 現地メディア
日テレNEWS NNN / 2024年3月28日 20時59分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください