デンマーク首相が訪米、ＮＡＴＯ次期事務総長候補でないと言明

訪米中のデンマークのフレデリクセン首相は５日、自身は北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）の次期事務総長候補ではないと述べた。（２０２３年　ロイター/Evelyn Hockstein）

[ワシントン ５日 ロイター] - 訪米中のデンマークのフレデリクセン首相は５日、自身は北大西洋条約機構（ＮＡＴＯ）の次期事務総長候補ではないと述べた。

フレデリクセン首相はバイデン大統領とホワイトハウスの大統領執務室で会談。米中央情報局（ＣＩＡ）のバーンズ長官とも個別に会談した。会談後に記者団に対し「これまでも言ってきた通り、現在の職務以外のいかなる職務の候補にもなっていない。バイデン大統領との会談後もそれは変わっていない」と述べた。

ノルウェーの新聞ＶＧは先月、年内に任期が切れるストルテンベルグＮＡＴＯ事務総長の後任としてフレデリクセン氏が候補に挙がっていると報じていた。

フレデリクセン首相は記者団に対し、バーンズＣＩＡ長官とも会談したと述べたが、詳細については語らなかった。バイデン大統領とは約２時間にわたり会談。当初の予定は４５分だった。

バイデン大統領はフレデリクセン首相との会談で、米国とデンマークはウクライナに対するロシアの侵攻に対処するために協力していると述べた。