1. トップ
  2. 新着ニュース
  3. 国際
  4. 国際総合

フィリピン6月CPI、前年比+5.4%に鈍化 利上げ休止継続か

ロイター / 2023年7月5日 13時36分

 フィリピン統計局が5日発表した6月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比5.4%と、5カ月連続で鈍化した。写真はマニラの市場で2014年3月撮影(2023年 ロイター/Romeo Ranoco)

[マニラ 5日 ロイター] - フィリピン統計局が5日発表した6月の消費者物価指数(CPI)上昇率は前年比5.4%と、5カ月連続で鈍化した。昨年4月以来の低水準。

食品・輸送価格の上昇圧力が和らいでおり、フィリピン中央銀行が今後も政策金利を据え置くとの見方が強まっている。

ただ、中銀はエルニーニョ現象による乾燥した天候や賃金上昇の潜在的な影響により、物価には引き続き上振れリスクがあると指摘。インフレ率の鈍化については、突発的な供給ショックがない限り段階的に第4・四半期に2─4%の目標に戻るとの予想と一致していると述べた。

ロイターがまとめた6月のCPI上昇率の市場予想は5.5%だった。1─6月の平均は7.2%。

中銀は声明で「物価圧力のさらなる広がりを防ぐため、必要に応じて金融政策スタンスを調整する用意がある」と表明した。

変動の激しい食品・燃料を除くコアインフレ率は5月の7.7%から7.4%に鈍化した。

中銀は5月と6月の政策決定会合で主要政策金利を6.25%に据え置いた。次回会合は8月17日。

INGのエコノミスト、ニコラス・マパ氏は、物価圧力が和らいでおり、中銀には利上げ休止を続け当面金利を据え置く余地があると述べた。

この記事に関連するニュース

トピックスRSS

ランキング

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事を最後まで読む

記事ミッション中・・・

10秒滞在

記事を最後まで読む

デイリー: 参加する
ウィークリー: 参加する
マンスリー: 参加する
10秒滞在

記事を最後まで読む

次の記事を探す

エラーが発生しました

ページを再読み込みして
ください