ナイジェリア、大統領の投稿削除したツイッターに利用停止措置

６月４日、ナイジェリア政府は国内でのツイッターの活動を無期限に停止すると発表した。写真はブハリ大統領。パリで５月代表撮影（２０２１年　ロイター）

［アブジャ　４日　ロイター］ - ナイジェリア政府は４日、国内でのツイッターの活動を無期限に停止すると発表した。ツイッターは２日、政府施設を攻撃したとされる分離・独立派集団に対して報復を示唆したたブハリ大統領の投稿を削除していた。

ライ情報相は、「このプラットフォームは、ナイジェリアの存続を脅かし得る活動に継続的に使われてきた」と今回の措置の背景を説明した。停止措置の詳細について、閣僚側近はロイターに対し「今後の展開を見て欲しい」と述べた。

５日未明の時点でロイターがラゴスとアブジャで試したところ、一部の通信キャリアでツイッターのウェブサイトに接続できなかった。別の複数の通信キャリアでは、同社アプリやサイトに接続可能だった。　

ツイッターは声明で、ナイジェリア政府による「非常に憂慮すべき」停止措置を調査しており、「情報が入れば追加で提供する」とした。

ツイッターは２日、政府施設に対する攻撃を実行したとされる組織に対して報復すると述べたブハリ大統領の投稿がツイッターの規約に違反するとして削除していた。