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NY外為市場=ドル20年ぶり高値、英中銀ハト派姿勢でポンド下落

ロイター / 2022年5月6日 6時3分

終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が20年ぶりの高値を付けた。2016年1月撮影(2022年 ロイター/Jason Lee)

[ニューヨーク 5日 ロイター] - 終盤のニューヨーク外為市場では、ドル指数が20年ぶりの高値を付けた。米連邦準備理事会(FRB)が他の中銀よりも積極的に金融政策を引き締めるとの見方からが米国株が急落し、安全通貨としてのドル買いが強まった。

5日の米国株は大幅安。インフレ抑制に向けFRBがより思い切った行動を取る必要があるかもしれないとの懸念が広がった。

ウエスタン・ユニオン・ビジネス・ソリューションズのシニアマーケットアナリスト、ジョー・マニンボ氏はリポートで、前日には米連邦公開市場委員会(FOMC)を受けてドルが売られたものの、「米政策金利は7月までに1.9%と約2倍、年末までには2.7%と約3倍に引き上げられるとみられ、FRBが他の中銀とは異なり堅固なタカ派見通しを示していることからドルが切り返した」と述べた。

ドル指数は一時103.94と2002年12月以来の高値を付けた。終盤は1.16%高の103.73。

ポンド/ドルは下落し、20年6月以来の安値。終盤は2.25%安の1.2351ドルだった。イングランド銀行(英中央銀行、BOE)が5日、政策金利を2009年以来の高水準に引き上げたものの、英経済がリセッションに陥るリスクがあると警告した。

ウエルズファーゴのマクロストラテジスト、エリック・ネルソン氏は「英中銀は極めてハト派的だった」とし、「政策金利の道筋について市場が完全に過度に織り込んでいることを示した」と語った。

ユーロ/ドルも0.98%安の1.0518ドル。先週4月28日に付けた5年ぶりの安値1.0470ドルに近づいた。

ドイツ連邦統計庁が5日発表した3月の鉱工業受注指数(季節調整後)が前月比4.7%低下したことを受けた。

米労働省が5日発表した4月30日までの1週間の新規失業保険申請件数(季節調整済み)は、前週比1万9000件増の20万件と市場予想(18万2000件)を超えて増加したものの、なお労働市場が引き締まっている状況を示す水準を維持した。

ドル/円 NY終値 130.13/130.16

始値 129.71

高値 130.55

安値 129.69

ユーロ/ドル NY終値 1.0540/1.0544

始値 1.0598

高値 1.0603

安値 1.0494

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