原油先物が約10%急落、OPECプラスの協調減産解消で
ロイター / 2020年3月7日 6時15分
[ニューヨーク 6日 ロイター] - 米国時間の原油先物価格は、石油輸出国機構(OPEC)加盟国・非加盟国の協調減産が解消されたことを受けて約10%急落し、北海ブレントの下落率は約11年ぶりの大きさになった。
清算値は北海ブレント先物
WTIの下落率は14年11月以来の大きさ。北海ブレント、WTIともに年初来から30%超下落している。
OPECプラスは6日、閣僚会議を開いたが、OPECによる追加減産と減産延長に関する提案をロシアが拒否し、協議が決裂。これを受け、現行の協調減産の期限が切れる3月末以降は各国が自由に産油量を決定することになり、ロシアとサウジアラビアが主導した3年間にわたったOPECプラスの協力体制は終了した。
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