英消費者信頼感指数、3月後半に記録的な低下＝ＧｆＫ

［ロンドン　６日　ロイター］ - 市場調査会社ＧｆＫが発表した３月後半の英消費者信頼感指数はマイナス３４と、同月前半のマイナス９から大幅に低下し、低下幅が１９７４年の調査開始以来の大きさを記録した。

同指数のマイナス３４は、２００９年２月以来の低水準。

新型コロナウイルス対策で経済活動の制限が広がる中、家計の見通しが落ち込んでいる。

ＧｆＫが今回の追加調査を行った３月１６─２７日の間に、英政府は外出制限を強化し、飲食店などサービス業に営業休止命令を出した。

ＧｆＫの顧客戦略担当ディレクター、ジョー・スタットン氏は、「３月の最後の２週間に消費者信頼感が急低下した」と指摘した。

３月は冷蔵庫やテレビ、在宅勤務に必要な機器の需要が急増したものの、高額品の購入意欲を示す指数が最も大幅に低下した。

企業の景況感も悪化している。ＩＨＳマークイット／ＣＩＰＳが３日発表した３月の英総合購買担当者景気指数（ＰＭＩ）改定値は、調査開始以来最低となった。[nL4N2BR2N1]