独2月鉱工業受注指数、前月比-1.4% 海外からの受注減
ロイター / 2020年4月6日 17時20分
[ベルリン 6日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が発表した2月の鉱工業受注指数は、前月比1.4%低下した。海外からの受注が大幅に減少し、新型コロナウイルスの影響が出たとみられる。
調査対象の2月は、新型コロナウイルス感染拡大阻止に向けたロックダウンのドイツ経済への影響が本格化する前だが、海外ではすでに感染拡大による経済への影響が深刻になっていた。ただ、低下幅はロイターがまとめたコンセンサス予想(2.4%低下)を下回った。1月は4.8%上昇(改定値)だった。
海外からの受注は3.6%減少。
ユーロ圏からの受注は5%減、ユーロ圏以外の海外からの受注は2.7%減だった。
ドイツにとって最大の貿易相手国であり、ドイツ製造業が需給の両面で中国やイタリアなどは2月時点で感染拡大の打撃を大きく受けていた。
国内からの受注は1.7%増えた。
経済省は「今回のデータは、パンデミックが起こる前にドイツ製造業不況が終わっていたことを示す。だがパンデミックによる世界的な経済への打撃を考えると、3月、4月は受注が大幅に減少し、第1・四半期と第2・四半期は生産が急減すると予想しなければならない」と指摘した。
INGのエコノミスト、カルステン・ブルゼスキ氏は、2月の鉱工業受注データから、新型コロナの影響の第一波が穏やかだったとみられるが、今後数カ月で影響が深刻さを増すだろうと述べた。
*内容を追加しました。
この記事に関連するニュース
ランキング
-
1トランプ氏勝利、日米の市場は株高・円安で反応…日銀の利上げ判断に影響も
読売新聞 / 2024年11月7日 23時11分
-
2ドル売り/円買い介入、 7月11日に3.1兆円・12日に2.3兆円=財務省
ロイター / 2024年11月8日 9時7分
-
3日産株が急落、純損益予想取り下げ嫌気 営業益予想7割下方修正
ロイター / 2024年11月8日 10時0分
-
4「木枯らし1号」が早い年の"株価のジンクス" 冬入り時期の違いは景気や株式市場にも影響
東洋経済オンライン / 2024年11月8日 7時0分
-
5リニア工事、周辺民家で水と気泡=掘削中断、関連を調査―JR東海
時事通信 / 2024年11月7日 19時52分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください