中国から米国向けのコンテナ船運賃が2万ドル超え、過去最高値
ロイター / 2021年8月6日 10時21分
中国から米国向けのコンテナ船運賃が、40フィートコンテナ1個当たり2万ドルを超え、最高値を更新した。写真は今年6月6日に上空から撮影した香港の葵青コンテナターミナル。(2021年 ロイター/Aleksander Solum)
[シンガポール/北京 5日 ロイター] - 中国から米国向けのコンテナ船運賃が、40フィートコンテナ1個当たり2万ドルを超え、最高値を更新した。米国の商戦期を前に小売業者からの注文が増加し、世界的なサプライチェーン(供給網)を圧迫している。
複数の国で新型コロナウイルスの感染拡大が加速し、コンテナの回転率が下がっている。
中国南部沿岸沖で7月下旬から今週にかけて台風が発生したことも影響している。
海運コンサルティング会社ドリューリーのマネジングディレクター、フィリップ・ダマス氏は「これらの要因により、世界のコンテナ輸送は大きく混乱し、供給不足の売り手市場になった。海運会社は通常の4─10倍の料金を課すことができる」と述べた。
また「こうした状況は30年以上起きていなかった」とし、極端な高値は2022年の旧正月まで続くとの見方を示した。
貨物情報会社フレイトスによると、中国から米東海岸向けのスポット運賃は今週、コンテナ1個当たり2万0804ドルを付け、1年前から500%超高騰した。7月27日時点では1万1000ドル弱だった。
中国から米西海岸向けは2万ドルを若干下回る水準、欧州向けは約1万4000ドルとなっている。
中国の港湾協会トップ、Ding Li氏はロイターに対し、他国で新型コロナが急拡大し、海外の一部主要港でコンテナの回転に約7─8日かかるようになったため、運賃が上昇したと述べた。
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