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中国外相がケニア訪問、新相互協定調印へ 債務拡大には批判も

ロイター / 2022年1月6日 10時58分

中国の王毅外相兼国務委員は5日、ケニアを訪問した。写真は、都内の会見場での同外相。2020年11月24日に撮影。(2022年 ロイター/Issei Kato/Pool)

[ナイロビ 5日 ロイター] - 中国の王毅外相兼国務委員は5日、ケニアを訪問した。外相は、エリトリア、ケニア、コモロの順でアフリカを歴訪している。

ケニア外務省は、王毅外相の訪問を「歴史的」と称賛。安全保障、医療、気候変動、グリーンテクノロジー移行などを協議し、新たな相互協定が調印されると説明した。

中国は、広域経済圏構想「一帯一路」の一環としてアフリカ諸国に数十億ドルを融資。ケニアのモンバサ港を起点とする「モンバサ・ナイロビ標準軌鉄道」(SGR)建設に対する50億ドルの融資もこれに含まれる。

ただ、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的大流行)とそれに伴う経済への影響、またアフリカの債務拡大を「債務の罠」と批判する声が上がる中で内容が変質し、ハードインフラ融資から貿易促進努力へと移行しつつある。

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