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欧コロナ対策に格差、オーストリアはワクチン義務視野 ポルトガルは緩和

ロイター / 2022年1月7日 5時10分

新型コロナウイルスのオミクロン変異株の拡大に伴い、欧州で感染者数の急増が続く中、各国の対応に格差が出てきた。リスボンで2021年12月撮影(2022年 ロイター/Pedro Nunes)

[ミラノ/ブリュッセル/ベルリン/ロンドン/リスボン/パリ 6日 ロイター] - 新型コロナウイルスのオミクロン変異株の拡大に伴い、欧州で感染者数の急増が続く中、各国の対応に格差が出てきた。オーストリアはワクチン接種の義務化を目指す一方、ポルトガルでは死者や入院者の増加には歯止めが掛かっているという見方から、規制緩和に踏み切る。

イタリア保健省は6日、1日当たりの新規感染者が21万9441人と、過去最多に達したと発表した。一方、死者は198人と、前日の231人から減少した。

ベルギーは4日時点の新規感染者が2万8000人超と、連日で過去最多を更新。感染症の専門家らは、週間の平均の感染者数が82%急増したと指摘し、1月半ばまでに1日当たりの感染者が3万─12万5000人に達する恐れがあると警鐘を鳴らした。

入院者も増加しており、ブリュッセル地域では60%急増した。

学校では予定通り10日に対面授業が再開される見通し。一方、ナイトクラブの閉鎖や公共交通機関などでのマスク着用義務は継続される。目先、ワクチン接種を義務化する計画はないという。

オーストリアのネハンメル首相は6日、新たなコロナ規制を8日から実施すると発表した。さらに、ワクチン接種義務化は「不可欠」とし、政府が2月1日からワクチン接種を義務化する法案草案を巡り作業を続けていると明らかにした。

新規制には隔離期間の短縮や人混みでの屋外マスク着用義務化に加え、ワクチン接種証明書の有効期限を6カ月とする措置などが含まれる。

オーストリアでは6日に確認された新規感染者が8263人と、先週の平均から約3倍増となった。

英国での新規感染者数は17万9756人。前日の19万4747人からは減少した。検査で陽性判明後28日以内の死者は231人だった。

フランスの感染者数も26万1481人と、前日の33万2000人超から減少したものの、7日移動平均は20万人を大幅に上回っている。

こうした中、ポルトガルのコスタ首相は、入院者数や集中治療室(ICU)患者、死者が大幅に増加していないことを踏まえ、「オミクロン株はさほど重症化しない。ワクチンは効果的」として、コロナ規制を緩和する方針を表明した。

学校は再開し、バーやナイトクラブは入場者の陰性証明が必要となるものの、14日から営業を再開する。また、新型コロナ感染者と同居者を除き、追加接種を受けていれば隔離をする必要はなくなる。

5日時点の新規感染者数は約4万人と、過去最多を記録した。ポルトガルのワクチン接種率は89%と、世界でも高水準にある。

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