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ウクライナ穀物輸出船、第三国の護衛巡り協議=ゼレンスキー大統領

ロイター / 2022年6月7日 3時37分

6月6日、ウクライナのゼレンスキー大統領は、ウクライナから輸出できない穀物の量が現在の2200万─2500万トンから秋までに7500万トンに拡大する可能性があるとし、輸出の安全を確保するための対艦兵器が必要との考えを示した。写真は3月27日、一部ロシアメディアのインタビューに応じるゼレンスキー大統領(2022年 ロイター/Ukrainian Presidential Press Service/Handout via REUTERS)

[キーウ(キエフ) 6日 ロイター] - ウクライナのゼレンスキー大統領は6日、ウクライナから輸出できない穀物の量は、現在の2200万─2500万トンから秋までに7500万トンに拡大する可能性があるとし、輸出の安全を確保するための対艦兵器が必要との考えを示した。

ゼレンスキー氏は首都キーウ(キエフ)で行った記者会見で、ウクライナの穀物輸出船を第三国の海軍が護衛する案について英国、およびトルコと協議していると明らかにした上で、兵器が配備されれば安全が最も強力に保証されると語った。

ゼレンスキー氏はまた、ベラルーシを経由してバルト海経由で穀物を輸出する計画には同意しないと表明した。

このほか、東部ルハンスク州の要衝、セベロドネツクでの戦闘について、ロシア軍が規模の面で優勢にあるものの、ウクライナ軍が反撃する機会はあると表明。ただ、ロシア軍が東部ドンバス地域を突破すれば、状況は困難になるとの見方を示した。

また、ロシア軍は絶えずザポロジエの制圧を狙っているとし、同地域は脅威にさらされていると指摘。ロシア軍がマリウポリのアゾフスターリ製鉄所から2500人を超えるウクライナ兵士を連れ去ったとも明らかにした。

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