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英国の銀行、新型コロナ流行でも融資の継続可能=金融安定報告

ロイター / 2020年8月6日 19時13分

[ロンドン 6日 ロイター] - イングランド銀行(英中央銀行)の金融行政委員会は6日、金融安定報告を公表し、同国の銀行について、国内企業への融資を継続できる資本が十分にあり、新型コロナウイルスの流行に伴う多額の損失に対応できるとの見方を示した。

国内企業のキャッシュフローは最大2000億ポンド(2630億ドル)の赤字となり、国内銀行の貸倒損失は800億ポンド弱に達する可能性があるとしている。

同委員会は「銀行には対応能力があり、この期間中、企業と家計への支援を継続することが、銀行システム全体の利益になる」と表明。

その上で「銀行システムは、考えられるあらゆるシナリオに対応できるわけではない。銀行の融資能力が厳しい課題に直面するような非常に深刻な経済シナリオも当然ある」と指摘した。

ただ、貸し渋りなど「防御措置」を講じれば、銀行と経済全体にとって損失になるとの見方を示した。

金融機関を対象に実施した「リバース・ストレステスト」によると、銀行の自己資本比率が5%ポイント以上低下するためには、貸倒損失が1200億ポンド前後に達する必要があるが、新型コロナに伴う累積の経済損失が中銀の中心予測の2倍に達しない限り、そのような事態には陥らない見通しという。

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