欧州医薬品庁、9月までの変異株対応ワクチン承認に期待=幹部
ロイター / 2022年5月6日 13時20分
欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)で生物学的な健康への脅威とワクチン戦略問題を統括するマルコ・カバレリ氏は5月5日、新型コロナウイルスのオミクロン株などの変異株に適合させたワクチンを9月までに承認することを目指す考えを示した。ドイツ・ハンブルク郊外のワクチン工場で昨年4月に代表撮影(2022年 ロイター)
[5日 ロイター] - 欧州連合(EU)の欧州医薬品庁(EMA)で生物学的な健康への脅威とワクチン戦略問題を統括するマルコ・カバレリ氏は5日、新型コロナウイルスのオミクロン株などの変異株に適合させたワクチンを9月までに承認することを目指す考えを示した。
カバレリ氏は「われわれの優先目標は、変異株対応ワクチンを遅くとも9月までに承認し、EU域内での今秋の新たな接種キャンペーンに投入できる態勢を確保することだ」と語った。そうした承認によってメーカーが生産ラインを調整できるようになると指摘した。
米モデルナは現在、オミクロン株と従来株の両方をターゲットとする次世代の追加接種用ワクチン開発を進めており、最初の臨床試験データは6月に出てくるとしている。米ファイザーとドイツのビオンテック連合は3月末に、当初オミクロン株向けとしてきた追加接種の臨床試験を従来株向けも兼ねる形に拡大した。
カバレリ氏はさらに、1種類の変異株をターゲットにしたワクチンの方が2種類の変異株向けのワクチンよりも有用なのかという点もメーカーが調べているとし、数カ月のうちにデータが出てくる見通しだと述べた。
同氏によると、これまでにEU市民の約半分が3回目までのワクチン接種を完了。18歳以上の15%はまだ1回も接種を受けていない。
この記事に関連するニュース
-
モデルナ、次世代COVID-19ワクチンの第3相臨床試験で良好な中間結果を達成
PR TIMES / 2024年4月6日 12時40分
-
救命医療を待つ間に「消える命」が週300人近く...「揺りかごから墓場まで」福祉国家イギリスに何が起きている?
ニューズウィーク日本版 / 2024年4月2日 18時41分
-
新変異株の高病原性予測へ新技術、iPS細胞で実験用肺胞や気道の上皮作製 京都大学研究所など発表
京都新聞 / 2024年3月29日 0時0分
-
モデルナ、ブラックストーンから7.5億ドル調達 インフル予防接種開発
ロイター / 2024年3月28日 10時0分
-
なぜ「紅麹サプリ」で死亡例が起きたのか…健康に良いとされる「機能性表示食品」の制度的な欠陥
プレジデントオンライン / 2024年3月27日 17時15分
ランキング
-
1台湾で再び地震 マグニチュード6超が2回発生 ホテルやビルが傾く
日テレNEWS NNN / 2024年4月23日 19時37分
-
2ハマス要員5000人残存か=ガザ休戦で勢力回復可能―トンネル活用、抵抗長期化も・米紙
時事通信 / 2024年4月23日 23時39分
-
3プーチン氏が停戦交渉拒めば、トランプ氏はウクライナ支援強化も 元米国務省特別代表ネグリア氏
産経ニュース / 2024年4月23日 17時43分
-
4テレビ塔が倒壊…ロシア軍のミサイル攻撃か ウクライナ東部ハルキウ
日テレNEWS NNN / 2024年4月23日 15時56分
-
5【解説】イスラエルの対イラン攻撃 明確な警告「どこでも攻撃可能」
AFPBB News / 2024年4月23日 18時25分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください