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日経平均は反落、利益確定売り ソフトバンクGはしっかり

ロイター / 2020年7月7日 12時14分

 7月7日、前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比126円71銭安の2万2587円73銭となり、反落した。写真は都内の株価ボード。2018年11月撮影(2020年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)

[東京 7日 ロイター] - 前場の東京株式市場で、日経平均は前営業日比126円71銭安の2万2587円73銭となり、反落した。安く始まった後に一時プラス転換したが、再びマイナス圏に沈んだ。前日400円超上昇した反動もあり、利益確定売りが出やすかった。個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>のほか、東京エレクトロン<8035.T>など半導体関連の一角がしっかりした動きとなった。

日経平均は前日までの3営業日で600円近い上昇となっていたこともあり、利益確定売りが出やすいタイミングだった。指数連動型ETF(上場投信)の分配金支払いに伴う換金売りも警戒されたもよう。

市場からは「前日の米国株市場で主要3指数は上昇したが、新型コロナウイルスの感染者数が増えてきており、これから出てくる経済指標は悪い数字が出てくる可能性がある。楽観ムードが高まっていくような状況ではない」(ファンドマネジャー)との声が出ていた。

TOPIXは0.48%安で午前の取引を終了。東証1部の売買代金は1兆1006億円だった。東証33業種では、精密機器、その他製品など6業種が値上がり。鉄鋼、医薬品、銀行、電気・ガスなど26業種が値下がりした。

個別では、ソフトバンクGが続伸し、昨年4月に付けたITバブル後高値を更新。信用倍率が0.70倍と好需給であることや、出資先の米レモネードがIPO後も堅調に推移していることなどが注目されている。東エレクなど半導体関連も先行きの需要に対する期待が維持された。

東証1部の騰落数は、値上がりが596銘柄に対し、値下がりが1509銘柄、変わらずが61銘柄だった。

日経平均は軟調。2万2600円付近で推移している。市場からは「指数連動型ETF(上場投信)の分配金支払いに伴う換金売りを警戒しているのかもしれない。日経平均は前日400円を超える上昇となったので、利益確定売りも出やすい」(国内証券)との声が出ていた。

市場筋によると、8日に約2900億円、10日に約4500億円の配当金捻出のためのキャッシュ作りの売り需要が想定されている。

日経平均は小動き、前営業日比30円ほど安い2万2600円台後半での推移となっている。一時プラス転換したが、その後再びマイナス圏に沈んだ。市場からは「引き続き手掛かり材料難となっている。日本時間の午前10時半から上海市場がオープンするが、きょうは上海総合指数を見極める展開となる可能性が高い」(国内証券)との声が出ていた。

個別では、ソフトバンクグループ<9984.T>が3%超高での推移となっているほか、東京エレクトロン<8035.T>、アドバンテスト<6857.T>などの半導体関連がしっかり。アステラス製薬<4503.T>などの医薬品は安い。

寄り付きの東京株式市場で、日経平均株価は前営業日比64円54銭安の2万2649円90銭となり、反落した。オーバーナイトの米国株式市場は中国景気回復への期待などで大幅続伸したものの、これについて日本株は材料としてほぼ織り込み済み。前日の日経平均は大幅続伸し407円高となったこともあり、反動で利益確定売りが強まりやすい地合いとなっている。

市場関係者によると、寄り前の板状況は、トヨタ自動車<7203.T>、キヤノン<7751.T>、パナソニック<6752.T>が売り買い拮抗、ホンダ<7267.T>、ソニー<6758.T>が売り優勢。

指数寄与度の大きいファーストリテイリング<9983.T>、ファナック<6954.T>は売り買い拮抗。

メガバンクでは、三菱UFJフィナンシャル・グループ<8306.T>が売り優勢、三井住友フィナンシャルグループ<8316.T>が売り買い拮抗、みずほフィナンシャルグループ<8411.T>が買い優勢となっている。

*内容を追加します

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