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政府支援なければ一段の景気悪化も=ミネアポリス連銀総裁

ロイター / 2020年10月8日 2時49分

米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は7日、景気回復に向けて政府の支援策が必要だと強調し、他の政策当局者と歩調を合わせた。ニューヨークで昨年3月撮影(2020年 ロイター/SHANNON STAPLETON)

[7日 ロイター] - 米ミネアポリス地区連銀のカシュカリ総裁は7日、景気回復に向けて政府の支援策が必要だと強調し、他の政策当局者と歩調を合わせた。

トランプ大統領は前日、新型コロナウイルス経済対策を巡る民主党との協議を11月の米大統領選挙後まで停止すると表明。その後、一部主張を修正し、個別の支援策は支持すると述べた。

カシュカリ氏はCNBCに対し、財政支援策を行わなければ大きな影響があると指摘。「もし仕事を失った人々を支援しなければ、彼らは支払いができず、それが経済に波及して景気後退は必要以上に悪化する」と危惧した。

共和党は、失業者への過度な支援が仕事復帰を妨げたり、債務拡大によって財政が悪化することを懸念し、新たな支出に抵抗している。米連邦準備理事会(FRB)のパウエル議長は6日、米経済は完全回復からはるかに遠く、新型コロナ感染拡大が効果的に制御できず、成長が抑制されれば、下方スパイラルに陥る恐れがあると述べた。

カシュカリ氏もその主張に沿って、失業者、中小企業、州や地方自治体を対象とした支援を求めた。

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