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英金融会社4000社、新型コロナ第1波で破綻の危機=FCA

ロイター / 2021年1月7日 18時56分

 1月7日、英金融行動監視機構(FCA)は、国内約4000社の金融会社が新型コロナウイルスの流行第1波の影響により高い破綻リスクに直面していると指摘した。ロンドンで2020年12月撮影(2021年 ロイター/Henry Nicholls)

[ロンドン 7日 ロイター] - 英金融行動監視機構(FCA)は7日、国内約4000社の金融会社が新型コロナウイルスの流行第1波の影響により高い破綻リスクに直面していると指摘した。

FCAは2万3000社の金融会社に対し新型コロナ感染症への耐性について調査した。

FCAの消費者・競争部門担当エグゼクティブディレクター、シェルドン・ミルズ氏は「(昨年)10月末時点で4000社の金融サービス会社は財務上の耐性が低く破綻のリスクが高まっていることが明らかになった」と指摘。「これらの企業は主に中小企業で、およそ30%が破綻時に被害をもたらす恐れがある」との認識を示した。

また保険仲介会社、電子マネー・決済サービス会社、資産運用会社などで現金のような流動性の高い資産が減少していることが明らかになった。

ただ「調査は政府が雇用支援策を延長する前に行われ、新型コロナワクチンの開発状況や新たな規制・制限措置の発表も反映されていない」として慎重な分析が必要と指摘した。

調査はFCAの管轄下にある金融会社のみを対象としており、イングランド銀行(英中央銀行)傘下の健全性規制機構(PRA)が規制する大手1500社は含まれていない。

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