日経平均は小幅続伸、米雇用統計控え様子見ムード
ロイター / 2021年5月7日 15時26分
東京株式市場で日経平均は小幅に続伸した。寄り付きはマイナス圏でのスタートとなったが、その後切り返しプラス転換した。写真は東証、2020年10月撮影(2021年 ロイター/Kim Kyung-Hoon)
[東京 7日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は小幅に続伸した。寄り付きはマイナス圏でのスタートとなったが、その後切り返しプラス転換した。ただ、前日に518円高と急反発した反動や、緊急事態宣言が延長の方向となったことが重しとなり、上値は限定的だった。日本時間の今夜に米雇用統計を控え、後場は様子見ムードが強まり、レンジ内での膠着状態が続いた。
TOPIXも続伸し前営業日比0.29%高。東証1部の売買代金は2兆5446億3300万円。東証33業種では、鉄鋼、海運業、保険業、非鉄金属などの26業種が値上がり。その他製品、精密機器、証券業などの7業種は値下がりとなった。
市場では「緊急事態宣言の延長は一部内需セクターにとってはマイナスではあるものの、それ以上に世界経済の回復期待が強いため、見直し買いが入っている。米国でナスダックが5日ぶりに反発となったことも値がさのハイテク株にとって支えとなっているようだ」(運用会社)との声が聞かれた。
個別では、日本製鉄が後場急伸し連日の年初来高値を更新。立ち会い時間中に発表した2022年3月期(国際会計基準)の連結純損益予想が2400億円の黒字になると発表したことが好感された。前期の324億円の赤字から大きく改善するとともに、黒字幅は市場予想を上回った。
そのほか、JFEホールディングス、神戸製鋼所、東京製鉄、大和工業などの鉄鋼株も大幅高となった。
6日に決算を発表した任天堂は続落し1.95%安。2022年3月期の営業利益の見通しが、減益予想となり市場予想を下回ったことが嫌気された。
東証1部の騰落数は、値上がり1611銘柄に対し、値下がりが505銘柄、変わらずが75銘柄だった。
終値 前日比 寄り付き 安値/高値
日経平均 29357.82 +26.45 29330.45 29,237.36─29,449.86
TOPIX 1933.05 +5.65 1930.13 1,925.75─1,938.28
東証出来高(万株) 117404.00 東証売買代金(億円) 25446.33
この記事に関連するニュース
-
日経平均は反落、中東緊迫化で 一巡後は3万9000円台で様子見に
ロイター / 2024年4月15日 15時47分
-
日経平均は続伸、400円超高 設備投資への期待で半導体関連が押し上げ
ロイター / 2024年4月9日 15時57分
-
日経平均は小反発、半導体株高が支え 取引一巡後は小動き
ロイター / 2024年4月2日 15時25分
-
日経平均は反発、下落の反動で買い優勢 1-3月は四半期で過去最大の上げ幅
ロイター / 2024年3月29日 15時52分
-
日経平均は4日続伸、4万1000円台に初めて乗せる場面も 米株高や円安で
ロイター / 2024年3月22日 15時39分
ランキング
-
1グリコ「チルド食品」出荷再開→再停止…システム障害で 乳製品・洋生菓子など、5月中旬の再開目指す【全文】
ORICON NEWS / 2024年4月19日 18時57分
-
2日本在留の外国人が日本で働きたくない理由 2位は「働く環境が悪い」、1位は?
ITmedia ビジネスオンライン / 2024年4月19日 17時15分
-
3円安の流れはしばらく継続?
為替の見通しや介入の有無を徹底解説Finasee / 2024年4月19日 7時0分
-
4東証、一時1300円安 大幅反落、2カ月ぶり安値水準
共同通信 / 2024年4月19日 12時5分
-
5東証大幅反落、終値1011円安 中東緊迫、3年2カ月ぶり下げ幅
共同通信 / 2024年4月19日 17時36分
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
記事ミッション中・・・
記事にリアクションする
エラーが発生しました
ページを再読み込みして
ください