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シェル、ハリケーンで利益4億ドル目減り キャッシュフロー増加へ

ロイター / 2021年10月7日 17時44分

[ロンドン 7日 ロイター] - 英蘭系石油大手ロイヤル・ダッチ・シェルは7日、8月に襲来したハリケーン「アイダ」の影響で第3・四半期の利益が4億ドル目減りするとの見通しを示した。

ただ、天然ガスと電力の価格急騰でキャッシュフローは増加する見通しという。同社は今月、四半期決算を発表する。

同社は、液化天然ガス(LNG)の販売で世界最大手。市場シェアは約20%に達する。

同社はLNG部門の第3・四半期のキャッシュフローが「変動証拠金の大幅な流入に大きく影響される」と表明。天然ガス価格の大幅な変動を受けて、顧客が保証金を差し入れているため、保有キャッシュが増える見通しという。変動が収まれば、最終的に保証金は返還される。

第3・四半期のLNGの液化は700万ー750万トンと、2016年以来の低水準となる見通し。ガスの供給不足と追加のメンテナンスが響いた。ただトレーディングは好調で、利益が押し上げられる見通し。

第3・四半期の石油・ガス上流部門の生産は日量202万5000ー210万石油換算バレルに減少した。ハリケーン「アイダ」が襲来したメキシコ湾の一部の海底油田・ガス田で約9万石油換算バレルの供給停止が長期化していることが背景。

燃料の販売量は日量430万ー530万バレルと、2020年第1・四半期以降で最高となる見通し。ただ、新型コロナウイルス流行前の水準は大幅に下回っている。

製油部門の稼働率は、ハリケーン「アイダ」による供給障害の影響を受ける見通し。

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