米ＳＥＣ委員長、暗号資産仲介業者に法令順守訴え

　 米証券取引委員会（ＳＥＣ）のゲンスラー委員長（写真）は１２月６日に行われたヤフーファイナンスとのインタビューで、暗号資産（仮想通貨）取引の仲介業者が法令を順守する必要性を強調した。米議会で９月撮影（２０２２年　ロイター/Evelyn Hockstein）

［ワシントン　８日　ロイター］ - 米証券取引委員会（ＳＥＣ）のゲンスラー委員長は６日に行われたヤフーファイナンスとのインタビューで、暗号資産（仮想通貨）取引の仲介業者が法令を順守する必要性を強調した。

仲介業者は現在「暗号資産への利回りを約束しながら、顧客に対して逆張りしている可能性がある」と指摘。暗号資産融資会社のコンプライアンス（法令順守）状況とＳＥＣの法令執行との「距離が縮まりつつある」とも語った。

ＳＥＣには十分な権限があるが、さらなる資源を必要していると述べた。暗号資産仲介業者は「カジノ」とようだとの見方も示した。

「この分野の起業家は海外に拠点を設けたり、海外企業相手にサービスを提供するなどして法律の抜け穴を探ることを選んできた。しかし米市場に進出するなら法令を順守する必要がある」と訴えた。