アフリカ気候サミット、世界的な炭素税の導入要請

　９月６日、アフリカ気候サミットは６日、気候変動対策のための資金を確保するため、世界的な炭素税の導入と国際金融機関の改革を求めて閉幕した。写真は同日、ナイロビのサミット会場に電気自動車で到着したケニヤのルト大統領（２０２３年　ロイター/Monicah Mwangi）

Duncan Miriri

[ナイロビ ６日 ロイター] - アフリカ気候サミットは６日、気候変動対策のための資金を確保するため、世界的な炭素税の導入と国際金融機関の改革を求めて閉幕した。

３日間の日程でケニアで行われたサミットでは、気候変動対策や天然資源の保護、再生エネルギーの開発に必要な資金調達について議論された。

閉幕時に採択されたナイロビ宣言で、化石燃料の取引や海上輸送、航空に対する世界的な炭素税の導入を指導者に呼びかけた。

また、国際開発金融機関に対し、貧困国への譲許的融資拡大を要請、国際通貨基金（ＩＭＦ）の特別引出権メカニズムの改善も求めた。

アフリカ諸国は、１１月にアラブ首長国連邦（ＵＡＥ）で開催される第２８回国連気候変動枠組み条約締約国会議（ＣＯＰ２８）でナイロビ宣言を提出する予定。