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ドイツ情報機関、新型コロナ「中国研究所発生説」を疑問視=報道

ロイター / 2020年5月8日 19時30分

[ベルリン 8日 ロイター] - ドイツ連邦情報局(BND)は、新型コロナウイルスが中国の研究所から発生したとの米政府の主張を疑問視する報告書を作成、感染拡大を防げなかった米政府の対応から国民の関心をそらす意図があったとの結論を出した。独シュピーゲル誌が8日報じた。

ポンペオ米国務長官は3日、新型コロナウイルスについて、中国の研究所が発生源である「かなりの量の証拠」があると発言。ただ、人為的に作り出されたものではないとの米情報機関の結論に異議は唱えなかった。

同誌によると、BNDは米国主導の情報機関ネットワーク「ファイブアイズ」の参加国に証拠の有無を問い合わせたが、参加国である米、英、カナダ、オーストラリア、ニュージーランドのすべてがポンペオ国務長官の主張を支持しなかった。

BNDの報告書は、中国研究所発生説について、トランプ米大統領「自身の失敗」から国民の注意をそらすことが目的だと結論づけている。

ドイツ政府報道官のコメントは取れていない。

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