独鉱工業生産指数、4月は前月比-17.9%、過去最大の落ち込み
ロイター / 2020年6月8日 18時32分
6月8日、ドイツ連邦統計庁が発表した4月の鉱工業生産指数は前月比17.9%低下と、統計開始以来、最大の低下となった。独ドゥイスブルクのスチール工場で撮影(2020年 ロイター/Wolfgang Rattay)
[ベルリン 8日 ロイター] - ドイツ連邦統計庁が発表した4月の鉱工業生産指数は前月比17.9%低下と、統計開始以来、最大の低下となった。新型コロナウイルスの世界的流行を受け、製造業は生産停止に追い込まれた。政府が大規模な景気対策を打ち出しているが、企業は先行きは厳しいとみている。
ロイターがまとめた市場予想は前月比16.0%低下だった。
業種別では、資本財製造部門が35.3%減と最も大きく落ち込んだ。エネルギーは7.2%減、建設は4.1%減だった。
経済省は、感染防止のための規制が3月中旬から導入され、4月はその影響が本格化したと説明。「すでに底には達した。段階的な規制解除と自動車産業の生産再開で今は景気が回復し始めている」との見方を示した。
4月の鉱工業生産指数を受け第2・四半期は第2次世界大戦後、最大の景気縮小となる公算が高まった。
VPバンク・グループのエコノミスト、トマス・ギッツェル氏は、第2・四半期は10%を超えるマイナスとみている。
ドイツ政府は、1300億ユーロ(1466億9000万ドル)規模の財政刺激策の効果で年後半に景気が回復するとの前提で、今年の成長率をマイナス6.3%と予想する。
複数の関係筋によると、内閣は12日に特別閣議を開き、景気対策の大部分の実行について協議する予定。
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