香港、コロナ封じ込めに向け対策強化へ 外食規制など

　１２月８日、香港の林鄭月娥（キャリー・ラム）行政長官（写真）は、新型コロナウイルスの感染を封じ込めるため、現地時間午後６時以降レストランでの飲食を禁止するとし、同日中に新たな対策を発表すると明らかにした。写真は香港で１１月撮影（２０２０年　ロイター／Lam Yik）

［香港　８日　ロイター］ - 香港の林鄭月娥（キャリー・ラム）行政長官は８日、新型コロナウイルスの感染を封じ込めるため、現地時間午後６時以降レストランでの飲食を禁止し、スポーツジムや美容院も営業停止とする措置を発表した。

長官は週に１度の定例会見で、最近導入した感染予防のための規制の影響を受けた人を対象に救済措置を検討するとも説明した。

「非常に懸念すべき状況にある。今回の感染拡大局面は前回よりも複雑で深刻だ。感染者は広範にわたり確認されている」と述べ、「厳格に対応しなければよりリスクは大きくなる。街頭で人の往来を制限する措置を導入する」と説明した。

政府は既に外出自粛を呼びかけ、集会の人数も制限している。また、大半の公務員は在宅勤務を行っている。

香港では７日に新たに７８人の感染が確認され、感染者は合計６９７６人に達した。

保健当局によると、海外からの渡航者は、到着時と２週間の隔離期間の終わりに加え、到着から３週間後にも新型コロナの検査を受けることが義務付けられる。

＊内容を追加しました。