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独首相がローマ教皇に謁見、退任控え気候変動などで意見交換

ロイター / 2021年10月8日 15時54分

退任するドイツのメルケル首相(写真右)は7日、イタリアとバチカン(ローマ教皇庁)への最後の訪問でローマ教皇フランシスコに謁見し、気候変動への対応には人々の生活の大きな変化が必要になるとの考えを述べた。提供:Vatican Media(2021年 ロイター)

[バチカン市 7日 ロイター] - 退任するドイツのメルケル首相は7日、イタリアとバチカン(ローマ教皇庁)への最後の訪問でローマ教皇フランシスコに謁見し、気候変動への対応には人々の生活の大きな変化が必要になるとの考えを述べた。

フランシスコ教皇と他の宗教指導者らは4日、11月にかけて英グラスゴーで開催される国連気候変動枠組み条約第26回締約国会議(COP26)に向けて共同アピールを発表し、「前代未聞の生態系危機」から地球を救うために具体的な解決法を打ち出すよう呼び掛けた。

メルケル首相は教皇の立場を称賛し、バチカン図書館で私的に行われた45分間の謁見でこの問題などを話し合った。

教皇は先月、スペインのラジオとのインタビューで、メルケル首相は「世界で最も偉大な政治家の1人」と述べている。

バチカンの声明によると、2人は移民や新型コロナウイルス感染症の問題についても意見を交わした。また、謁見の最後に互いに贈り物を交換したという。

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