インドが内閣改造、コロナ対応批判で保健相など交代

７月７日、インドのモディ首相（写真）は、保健・家族福祉相などを交代させる内閣改造を発表した。アーメダバードで３月撮影（２０２１年　ロイター/Amit Dave）

［ニューデリー　７日　ロイター］ - インドのモディ首相は７日、保健・家族福祉相などを交代させる内閣改造を発表した。新型コロナウイルス対策で政権が厳しい批判にさらされる中、支持回復を図る。

２０１９年のモディ政権再選以降で初の内閣改造となる。

政府の新型コロナ対応を率いてきたバルダン保健相は辞任を求められ、後任にマンダビヤ港湾相兼化学・肥料相が任命された。

モディ政権は、ワクチン接種プログラムの混乱で新型コロナ感染第２波の悪化を招き数十万人の死者を出したと厳しい批判を浴びている。

米ソーシャルメディア大手にインド国内法の順守を求める政府の取り組みを主導してきたプラサド電子・情報技術相も更迭され、アシュワニ・バイシュナウ氏が後任に任命された。

外相、財務相、内相、国防相など政権の中核は留任となった。