インドネシア、ワクチン接種加速へ 7月には「1日100万回」

　６月９日、インドネシアのジョコ大統領は、新型コロナウイルスワクチンの接種について、７月には１日あたり１００万回実施できる態勢を目指す意向を示した。ジャカルタで４日撮影（２０２１年　ロイター/Willy Kurniawan）

［ジャカルタ　９日　ロイター］ - インドネシアのジョコ大統領は９日、新型コロナウイルスワクチンの接種について、７月には１日あたり１００万回実施できる態勢を目指す意向を示した。

インドネシアは、来年までに１億８１５０万人に接種するのを目指している。首都ジャカルタでは、感染拡大に歯止めを掛けるため、１８歳以上を接種対象とした。

ジャカルタの南のデポックを訪れたジョコ大統領は、今月中に１日７０万回接種の目標を達成し、さらに接種を加速させたいとし「７月には、１日１００万回の目標を達成できる」と述べた。

中国のシノバック製かシノファーム製、英アストラゼネカ製のいずれかで２回接種を受けた人は少なくとも１１４３万人。

インドネシアは東南アジアで感染がもっと深刻で、累計感染者数は１８７万人、死者は５万１９９０人。