20年の外為市場取引高、上位3行でシェア30%=調査
ロイター / 2021年7月9日 14時28分
ユーロマネーFX調査によると、2020年の外国為替市場の取引高シェアはJPモルガン、UBS、ドイツ銀行の上位3行で計30%を占めた。新型コロナウイルス流行下で電子取引やアルゴリズム取引に力を入れているベンダーに投資家が流れた。写真は2009年11月撮影(2021年 ロイター/Rick Wilking)
[ロンドン 8日 ロイター] - ユーロマネーFX調査によると、2020年の外国為替市場の取引高シェアはJPモルガン、UBS、ドイツ銀行の上位3行で計30%を占めた。新型コロナウイルス流行下で電子取引やアルゴリズム取引に力を入れているベンダーに投資家が流れた。
新型コロナ流行で昨年3月、市場ボラティリティーが拡大。一方、オフィスが閉鎖されて在宅勤務が始まる中、香港やロンドン、ニューヨークの銀行やヘッジファンドでは大規模トレーディングフロアでの取引ができなくなった。
これにより電子・アルゴリズム取引が拡大し、こうした分野に多額の投資をしていた銀行は恩恵に浴した形だ。
19年も首位だったJPモルガンのマクロeコマース担当責任者、Chi Nzelu氏は「電子・自動トレーディング事業を通じたわれわれのテクノロジー投資は決定的に重要だった。昨年はアルゴリズム取引も盛んになり、効率的なコスト管理や流動性アクセスに寄与した」と語った。
一方、新規参入者は後退。ダークプールを手掛け、19年に3位だったロンドン拠点のマーケットメーカーであるXTXマーケッツは4位に後退し、シェアも低下した。
株式市場で一段と広まっているコンピューターやアルゴリズムを通じた取引はここ数年で為替市場や債券市場でもますます存在感を増しており、新型コロナ流行がこのトレンドを加速させている。
各行はアルゴリズム取引に多額の投資を行っており、主要行は取引通貨のさまざまなソリューションを提供。例えば、多くの銀行がここ数カ月で始めた「適応型アルゴリズム」は、市場環境の振れに応じて自動的に取引スタイルを変更することができる。
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