北海エネ・インフラ防衛で協力、英など沿岸6カ国が協定
ロイター / 2024年4月9日 12時44分
4月8日、英国など、北海に面する欧州主要国が、水中インフラをロシアの攻撃などから守るため協力する協定に調印した。写真は「ノルドストリーム2」のガスパイプライン。ドイツのムクラン港で2022年9月撮影(2024 ロイター/Fabian Bimmer)
Sudip Kar-Gupta
[ロンドン 9日 ロイター] - 英国など、北海に面する欧州主要国が9日、水中インフラをロシアの攻撃などから守るため協力する協定に調印した。
英国、ベルギー、デンマーク、ドイツ、ノルウェー、オランダの6カ国が、情報を共有するための共同宣言に署名した。
欧州では、ロシアからバルト海を経由してドイツに天然ガスを送る「ノルドストリーム」パイプラインで2022年9月に爆発が起こったことをきっかけに、海底ケーブルやパイプラインへの脅威が安全保障上の懸念事項となった。23年5月、北大西洋条約機構(NATO)は、ウクライナを支援する西側諸国への対抗措置としてロシアが海底ケーブルを破壊する可能性があると発表した。
英国のボウイ原子力・再生可能エネルギー担当相は「北海は、欧州が再生可能エネルギーとネット・ゼロの目標を推進する上で重要な存在で、欧州大陸のエネルギー安全保障の強化に貢献している。よって現在および将来にわたって北海の重要なエネルギー・インフラを守ることが極めて重要だ」と述べた。
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