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アイルランド総選挙、シン・フェイン党がリード 政権参加を要求

ロイター / 2020年2月10日 11時2分

2月8日実施されたアイルランド総選挙は、左派の野党シン・フェイン党が得票率24.5%でリードしている。写真はマクドナルド党首(中央、赤いブラウスの女性)。2月9日、アイルランドのダブリンで撮影(2020年 ロイター/Phil Noble)

[ダブリン/コーク(アイルランド) 9日 ロイター] - 8日実施されたアイルランド総選挙は、左派の野党シン・フェイン党が得票率24.5%でリードしている。中道右派の野党・共和党は22.2%、与党・統一アイルランド党は20.9%

シン・フェイン党は、北アイルランド紛争で武装闘争を繰り返したアイルランド共和軍(IRA)の元政治部門。前回2016年の総選挙から得票率を2倍近く伸ばしている。

シン・フェイン党のマクドナルド党首は9日、投票で「革命」が起きたと表明。次期政権への参加を要求した。

ただ同党は擁立候補が少なく、議席数では第2党以下になるとみられている。投票結果の確定は10日以降になる見通し。2016年は政権樹立に10週間かかった。

シン・フェイン党は、アイルランドと英領北アイルランドの統一を目標に掲げている。統一の是非を問う住民投票を5年以内に実施したい意向を示しており、住民投票に向けた準備を直ちに進めることを連立政権参加の条件としている。

マクドナルド党首は、すべての政党と政権樹立について協議すると表明。「有権者の4分の1の支持を得た政党を協議から排除することは受け入れられない。そのようなことは民主主義に根本的に反すると思う」と述べた。

総選挙に先立ち、統一アイルランド党と共和党はシン・フェイン党と連立政権を樹立する可能性を否定していた。

統一アイルランド党のバラッカー首相は「主義と政策」を理由に改めてシン・フェイン党との連立を拒否したが、共和党のマーティン党首は政策面で大きな隔たりがあると述べただけで、シン・フェイン党との連立を検討しない意向を改めて表明することは控えている。

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