手数料巡る判決、業績に3億ユーロの影響＝ドイツ銀行

［フランクフルト　１０日　ロイター］ - ドイツ銀行は１０日、手数料を巡る最近の判決で業績に３億ユーロ（３億６５００万ドル）の影響が出るとの見通しを示した。

ドイツ高等裁判所は４月末、銀行が顧客向けの規約を変更しにくくなるような判決を下した。

ジェームズ・フォンモルトケ最高財務責任者（ＣＦＯ）は、オンライン会合で、約４５年間受け入れられてきた慣行を判決は覆したと指摘し、今四半期に１億ユーロの引き当て、第２、第３・四半期にそれぞれ１億ユーロの収入減少を予想した。

銀行各行は、判決の影響の査定を急いでいる。連邦金融監督庁（ＢａＦｉｎ）は銀行の業績に多大な影響が出る可能性を指摘している。

リフィニティブのデータによると、ドイツ銀行の第２・四半期利益は３億４０００万ユーロ程度と予想されている。