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日経平均は続落、米株高への期待感で下げ止まる

ロイター / 2022年5月10日 15時46分

 5月10日、東京株式市場で日経平均は152円24銭安の2万6167円10銭と、続落した。写真は東京証券取引所。都内で2020年10月に撮影(2022年 ロイター/Issei Kato)

[東京 10日 ロイター] - 東京株式市場で日経平均は152円24銭安の2万6167円10銭と、続落した。前日の米株急落の流れを受け、朝方は心理的節目の2万6000円台を割り込む場面がみられたが、その後下げ渋った。時間外取引で米株先物がしっかりと推移したことを受け、米国株の下げ止まりや反発への期待が支えとなった。

9日の米国株式市場は10年債利回りが3年半ぶりの高水準に達し、ナスダック総合が連日の年初来安値を更新。日本株もハイテク株を中心に幅広く売られ、一時545円51銭安の2万5773円83銭で安値を付けた。その後は原油価格の下落や時間外取引での米株先物の底堅い値動きが支援材料となり、日経平均はじりじりと下げ幅を縮小する展開となった。

市場では「割安感が意識され始め、直近で安値を付けた銘柄はしっかり。インバウンド需要の回復、価格上昇を見越した駆け込み需要などの期待感もあり、地固めのフェーズに入ってきている」(アイザワ証券坂瀬勝義国内情報課長)との声が聞かれた。

TOPIXは0.85%安の1862.38ポイントで取引を終了。東証プライム市場の売買代金は3兆2345億9700万円。東証33業種では、鉱業、卸売業、海運業、石油・石炭製品などの22業種が値下がり、金属製品、電気・ガス業、ガラス・土石製品などの11業種が値上がりした。

個別では、NTTデータが7%超安と大幅安となったほか、東京エレクトロン、ソフトバンクグループ、アドバンテストなどの値がさ株が日経平均を押し下げたほか。ソニーグループは3%超安と年初来安値を更新した。原油価格の下落を受けて、INPEXも7%超安となった。

半面、回転すしチェーンの「スシロー」の商品値上げを発表したFOOD & LIFE COMPANIESはプライム市場の値上がり率トップ。良品計画、川崎汽船も買われた。値がさ株ではファーストリテイリング、ダイキン工業がしっかりだった。

プライム市場の騰落数は、値上がり704銘柄(38%)に対し、値下がりが1062銘柄(57%)、変わらずが71銘柄(3%)だった。

終値 前日比 寄り付き 安値/高値

日経平均 26167.10 -152.24 26149.06 25,773.83─26,246.63

TOPIX 1862.38 -16.01 1861.43 1,840.00─1,867.32

東証出来高(万株) 137245 東証売買代金(億円) 32345.97

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