小池代表「希望」は苦戦、立憲民主党が大健闘 松田馨氏の全議席予測「有権者は政治家不信を深めてしまった」 激闘10・22衆院選

夕刊フジ / 2017年10月11日 17時32分

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10・22衆院選の議席予測(10日現在)(夕刊フジ)

 第48回衆院選は10日公示され、22日の投開票に向けて、激しい舌戦がスタートした。安倍晋三首相(自民党総裁)の政権運営を問う選挙戦は、北朝鮮情勢が緊迫するなか、外交・安全保障政策や、消費税増税と社会福祉政策、憲法改正など、主要争点で立場が異なる「自公与党vs希望、維新vs共産、立憲民主、社民」の3極候補が激突する構図となった。夕刊フジで、選挙プランナーの松田馨氏に現時点での議席予測を依頼したところ、小池百合子代表(都知事)率いる希望の党が失速し、自公与党が再浮上、枝野幸男代表の立憲民主党が大健闘している。「小池劇場」はこのまま終幕するのか、新たな見せ場をつくるのか。

 「野党が分裂状態で戦う、選挙戦の構図が固まった。民進党の希望の党への合流構想が持ち上がったとき、『自民、公明両党vs希望の党+連合』という構図になるとみられたが、一連の騒動を経て、反与党勢力が希望の党と立憲民主党、共産党に分裂した。小池氏は『新排除の論理』を掲げ、枝野氏らの合流を拒絶したが、希望の党の公認候補選定をめぐる小池氏の言動は、与党に対抗する野党結集の機会を『リセット』してしまった」

 10・22衆院選について、松田氏はこう分析した。

 注目の選挙戦は、「自民、公明与党vs希望、維新vs共産、立憲民主、社民」という3極が激突する構図となった。

 仰天の議席予測は別表の通り。

 前提の投票率は、過去最低の2014年12月衆院選の52・66%と同水準か下回る-とした。「1票の格差」を是正する「0増10減」(小選挙区0増6減、比例区0増4減)が実施され、衆院定数は475から465に減った。

 前回予測(9月29日発行)では、小池氏率いる希望の党が「小池旋風」を巻き起こし、148議席を獲得する-と予測した。だが、民進党出身者の公認選定をめぐるゴタゴタを経て分裂した結果、希望の党=52議席、立憲民主党=36議席-に激減すると分析した。民進党は解散前、88議席あったが、単純計算では差し引きゼロだ。

 致命的だったのは、「選挙上手」「政局の女王」と言われた小池氏の戦略ミスだという。

 松田氏は、失速原因について、(1)都政投げ出し批判(2)民進党左派に対する新・排除の論理(3)候補者擁立(4)支持率の急落-を指摘し、解説した。

 「2020年東京五輪・パラリンピックの準備や、築地市場の移転問題をほったらかしにして、国政に色気を出したことに世論が大反発した。さらに、小池氏が民進党左派に『新排除の論理』を掲げ、『憲法改正』『安全保障関連法の容認』を求めた。これに反対する面々に対し、『はい、排除します』と言い切ったことが致命的だった。小選挙区で野党が分裂したのは、致命的だった。都議選のときのような緻密な候補者擁立戦略がなく、自身の出馬もなく目玉候補もいないことで期待がしぼんでしまった。結果として、小池氏の最大の武器だった支持率も、この2週間で大きく下落している」

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