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中国、的絞った銀行預金準備率引き下げへ 新型コロナ対応=国務院

ロイター / 2020年3月12日 0時19分

中国国務院(内閣に相当)は11日、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた中小企業に対する融資を促進するために、中国人民銀行(写真)が市中銀行の預金準備率を引き下げると明らかにした。2月撮影(2020年 ロイター/Jason Lee)

[北京 11日 ロイター] - 中国国務院(内閣に相当)は11日、新型コロナウイルスの感染拡大で打撃を受けた中小企業に対する融資を促進するために、中国人民銀行(中央銀行)が市中銀行の預金準備率(RRR)を引き下げると明らかにした。引き下げは対象を絞ったものになるとしている。

国務院は閣議後にウェブサイトに掲載した声明で、預金準備率の引き下げは中小企業支援に対象を絞ったものになると表明。 株式銀行に対する追加引き下げも実施されるとし、こうした引き下げにより中小企業のほか、民間企業に対する融資が促進され、事業再開に向け経費削減の一助となるとの見方を示した。

新型ウイルスの感染拡大に対応するために人民銀はこれまでにさまざまな措置を実施。向こう数週間以内に預金準備率を再度引き下げると予想されている。

国務院はこのほか、特定企業に対する税制優遇策拡大に加え、外資参入を制限する分野を定めた「ネガティブリスト」の縮小などを通して貿易と投資の安定化を図ると表明。金融機関に対し海外との貿易部門に対する信用の提供を増強するとともに、供給網に重要な役割を果たしている企業に対する融資を拡充するよう呼び掛けた。

また、世界的な供給網の安定化に向け国際貨物便の運航増強も表明した。

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