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コロナ影響長引くが「世界の終わり」ではないと英中銀理事

ロイター / 2020年5月12日 8時36分

イングランド銀行(英中銀)のハルデーン理事(写真)は11日、ウエブキャストでの講演で、新型コロナウイルスの悪影響は負債の多い企業の設備投資や雇用不安に直面している個人の消費活動に対して長期にわたって続くリスクがあると指摘した。2018年4月、ロンドンで開かれた英中銀のイベントで撮影(2020年 ロイター/Toby Melville)

[ロンドン 11日 ロイター] - イングランド銀行(英中銀)のハルデーン理事は11日、ウエブキャストでの講演で、新型コロナウイルスのパンデミック(世界的な大流行)について「全ての危機は消えない傷跡を残す。今回も例外ではない」と述べ、その悪影響は負債の多い企業の設備投資や雇用不安に直面している個人の消費活動に対して長期にわたって続くリスクがあると指摘した。

英中銀は前週、2020年の国内総生産(GDP)見通しを14%減とし、1700年代初め以来の大幅な落ち込みとなるとの予想を示した。しかし、封鎖措置の解除に伴い21年は15%増へと急回復を遂げるとみている。

同理事は、一部のデータには極めて低水準ながら社会が安定化してきた兆しもみえていると指摘し、その例として、米ロックバンドR.E.M.が1987年に発表した楽曲「It’s The End Of The World As We Know It」の音楽配信サイトでのダウンロード数の変化を挙げた。

同氏は、ロックダウン(都市封鎖)開始後、2週間でピークを付けたダウンロード数が、それ以来減少してきていることに言及。この変化は勇気づけられるものであり、「おそらく、(社会の雰囲気が)いくぶん安定化してきたことが読み取れる」と述べた。

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